検査の結果、盗聴器が発見できなくても安心して用心を怠ってはなりません。コードレス電話、無線LANからの電波もれなど、パッシブに盗聴可能な状況は多いものです。
被害が増えているにもかかわらず、盗聴は野放しという現実があります。今後の法整備進展に期待したいところですが、とりあえず盗聴被害を避けるには、「自衛」以外にないとの意見もあります。今回はネットワークにおける盗聴対策についてご紹介します。
盗聴というと、まず思いつくのは電話の盗聴でしょう。盗聴器発見!というのは電話機周辺が多いものです。しかし、この10年のコンピュータ、インターネット普及に伴い、ネットワークにおいても盗聴被害が広がっています。この問題は今や深刻化の一途です。
ネットワークにおける盗聴は、音声を盗み聴きするのではなく、他人の通信データを電気的に盗み見(盗み撮り)する行為です。用は電波を盗聴するというわけですが、ネットワークを流れるパスワードやメールの内容が盗み取られることは、プライバシーの侵害程度では済まない可能性もあります。
例えば、他人のパスワードを悪用して不正アクセスする。機密情報や個人情報の漏えいにつながる。甚だしい場合には、金銭被害にも発展しかねません。
盗聴が電波から行われるのを避けるには以下のような対策をします。
- ネットワーク機器には必ずパスワードの設定をする。さらに定期的変更など管理を強化する。
- インターネット接続はスイッチング・ハブを導入する
- 無線LANなど電波による通信データは必ず暗号化する
- 盗聴パソコンの設置をチェックする
一つの盗聴防御方法だけでなく、複数組み合わせた盗聴対策が有効です。中でも無線ネットワーク(ワイヤレスLAN)対策は重要で、暗号化していない無線ルータは盗聴する側にとってはカモ!そのまま接続できるLANなんて、まったく苦労いらずです。