ヨドバシカメラは、家電量販店の中でも数少ない、好調な展開を見せている会社の一つです。業界トップのヤマダ電気が首位を守りつつも、エディオンの追い上げなどでシェア伸び悩むところ、ヨドバシカメラのシェアアップは堅調のように見えます。
ヨドバシカメラ、実店舗数はたった20軒(2008年2月現在)。家電量販店チェーンとしては、かなり少ない方です。大型の店舗が多いとはいえ、このような軒数で業界3位というのは、ある意味驚異的。一般ユーザーの購買意欲が冷え込んでいる中、ヨドバシカメラって、どうして業績順調なんでしょうか。
その秘密はヨドバシカメラが出店している地域。ヨドバシカメラ各店は、主として大都市の駅前、それも新幹線が停車するような大きな駅前に店を開きます。一方、ヤマダ電機やコジマなどの大手家電量販店は郊外の幹線道路沿いに、広大な駐車場を持つ大型店舗を出店。
つまりヨドバシカメラは駅前の人通りから客を吸い上げるわけで、そもそもターゲットにする客層が異なるのです。駅前は基本的に人が集まる場所、人通りの多い場所。これなら店舗数が少なくても、効率よく集客できるというワケです。
バブル後の不況やパソコンの売り上げ低下という、業界全般の地盤沈下の中で、他の大手家電量販店が苦戦しつつ、多くの家電量販店が倒産・合併してゆきました。しかしそんな中、ヨドバシカメラがここまで成長したのも、この出店方針が成功を奏したといっても間違いはないでしょう。
ヨドバシカメラは、立地条件以外にも、耳に残るテーマ曲を使うなど、さまざまな戦略を打ち出しています。もちろん販売についても、品揃豊富で安価が売り物。特に通勤・通学など電車利用が多い方はヨドバシカメラって便利です。
