ビックカメラは現在全国展開の家電量販店大手として有名ブランドですが、もともとは群県高崎市に発祥したカメラ専門店でした。その歴史的特徴としては、時代の流れ、消費者のニーズの読み取りに長けていることが上げられます。振り返ってみると、常に時代の先をゆく営業展開を繰り広げてきたことが判ります。
ビックカメラ戦略の象徴的なものに、1990年代半ばに設立され、現在は縮小してしまった「ビックパソコン館(のちにビックピーカン)」という店舗があります。ビックピーカンは名前を見ても判る通り、ビックカメラブランドの中でパソコンを専門に扱う関連会社ですが、パソコンの爆発的需要が近いことを見越して設立された組織でした。実際読みはあたり、単にパソコンを売るけでなく、ユーザーのニーズに対応できる社員を育成して事に当たった結果、大きな利益を上げました。
しかし21世紀に入り、パソコン単価が急降下し、数も売れなくなると、過去の実績にこだわることなく、ビックピーカンは早々と戦線縮小、ビックカメラと合併(現在も「ビックパソコン館」は少数現存)してしまいました。こうしたフットワークは好き嫌いが分かれるかも知れませんが、判断の早さと正確さはビックカメラの強みの一つに違いありません。
ビックカメラのサービスの特徴としては、「ビックポイントカード」や保証書に記載されている保証期間を上回る長期保証の導入があります。また、分野に強い販売員の育成のも熱心で、大きな売り場でも必ず一人や二人はかなり専門的な質問にもよどみなく答えてくれる売り子さんがいます。